エンドロールで発見 ヌードやラブシーンを支える専門家

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佐藤美鈴
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 エンドロールにはもう一つの物語がある。撮影、音声、照明、小道具、宣伝、スクリプター、方言指導……。普段はあまり表に出ることのない裏方の方々の名前に、どれほど多くの人に支えられて完成にたどり着いたのか、映画の「素顔」が見えてくる。

 ネットフリックス映画「彼女」(公開中)で、そこに見慣れない職業を見つけた。

写真・図版
ネットフリックス映画「彼女」 4月15日から全世界独占配信

 「インティマシー・コーディネーター」

 調べてみると、ヌードやラブシーンの撮影をサポートする専門家だという。体の露出や接触がある映画やドラマの撮影現場で、演じる側の保護と演出する側の意図を両立させるため、両者の意向を確かめて調整する役割だ。

#MeToo機に ハリウッドで起用

 #MeToo運動で俳優たちが声を上げたことを機にハリウッドを中心に起用が進んでおり、日本でも導入され始めた。日本ではまだ少ないインティマシー・コーディネーターの2人に、現場の様子や仕事について聞いた。

 「彼女」は、水原希子さん、さとうほなみさんがW主演し、極限の愛と苦しみの間で揺れ動く2人の女性の逃避行を描く。日本のネトフリ作品では初めてインティマシー・コーディネーターを導入したという。

 「愛」が主題であるがゆえ、裸になったり肌を重ね合ったりするシーンも描かれる。アメリカで活動する俳優の友人から専門家の存在を聞いた水原さんがネトフリ側に提案し、インティマシー・コーディネーターの浅田智穂さんが現場に入った。インティマシー(Intimacy)は「親密」を意味する。

コーディネーターが現場ですること

 通訳として日米の合作映画や…

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