別姓だと夫婦じゃない? 想田監督が提訴の理由語る

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聞き手・村上友里

拡大する写真・図版映画「精神」を撮影中の想田和弘さん(左)と柏木規与子さん=想田さん提供、山本真也さん撮影

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 それぞれの姓で「夫婦」として約20年、米国で暮らしてきた。日本でも正式な夫婦と認めてほしい――。

 約10本のドキュメンタリーを二人三脚で作ってきた映画監督・想田(そうだ)和弘さん(50)と柏木規与子さんが起こした訴訟の判決が21日、東京地裁である。「違いを大事に仲良くやっていきたい」と話す2人が、司法に判断を求めた理由とは。

日本では夫婦「同姓」

海外で法律にのっとって別姓で結婚しても、日本で結婚の届け出をする場合、どちらかの名字を選ぶ法律になっている。想田さんと柏木さんは、別姓のまま提出した婚姻届が受理されず2018年に訴訟を起こした。

 海外で法律にのっとって別姓で結婚しても、日本で結婚の届け出をする場合、どちらかの名字を選ばなくてはならない。2人は2018年、別姓のまま提出した婚姻届が受理されなかったため訴訟を起こした。

名前、変えてくれる?

 ――判決に期待するのは何ですか。

 想田さん 「日本では戸籍法上、夫婦になるには氏を統一しないといけない。日本でも事実婚ではなく、法律的に正式に夫婦との立場を認めてくれる判決を、一番に望みます」

 柏木さん 「私たちと同じような立場の人がのびのびと暮らせる社会になってほしいし、同姓か別姓かの選択の余地がほしいのです」

拡大する写真・図版ニューヨーク・リンカーンセンターで開かれた映画祭にて。想田和弘さん(右)と柏木規与子さん=想田さん提供、遠藤長光さん撮影

 ――米国では同姓と別姓が選べます。なぜ別姓を選んだのですか。

 柏木さん 「私はニューヨークでダンスや振付師として自分の姓名で活動していたので、それを変えるのは自分の方針とか生き方を変えると宣言するくらい大きいと感じました」

 想田さん 「僕としては、自…

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