夏のボーナス1~4%減予測 受け取る人、最低水準に?

井上昇
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 今夏のボーナスの平均支給額が、新型コロナ禍の影響で落ち込みそうだ。民間エコノミストらは前年よりも1~4%ほど減ると予測。支給自体を見送る企業も増えるため、ボーナスを受け取る人の割合が、1990年以降で最低水準になるという予想も出ている。

 厚生労働省の統計によると、昨夏のボーナスの1人あたりの平均支給額は約38万3千円だった。今夏について、三菱UFJリサーチ&コンサルティングは前年比2・3%減の約37万5千円と予測する。コロナ禍による昨春からの業績悪化が反映されるとみている。

 さらに支給をやめる企業が増えるため、ボーナスを受け取れる人が全労働者に占める割合が前年よりも2・0ポイント低い77・5%になると見込む。厚労省による1990年以降のデータでは、92年の94・9%をピークに割合は減少傾向にあるが、初めて8割を割った昨年に続き、過去最低水準を更新しそうだという。

 同社の丸山健太研究員によると、ボーナスを受け取らない人も含めた全労働者の平均支給額を計算すると前年比4・8%減になる。このため、「コロナ禍によるボーナスへの影響は現在も続いていて、しかも見かけ以上に大きい」と言う。

 ほかには、第一生命経済研究所が1人あたりの平均支給額を前年比3・6%減、みずほリサーチ&テクノロジーズが同1・3%減とそれぞれ予想している。(井上昇)