アメリカ、変異株対策に1800億円 一部で感染者急増

新型コロナウイルス

ワシントン=合田禄
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 米国で新型コロナウイルスの変異株が拡大していることを受け、バイデン政権は16日、変異株の対策に新たに17億ドル(約1800億円)を投じると発表した。ワクチン接種が進んでいるものの、陽性者のうちの変異株の割合は約半数にのぼっており、一部の州では感染者が急増している。

 資金は、すでに法律が成立している総額1・9兆ドル(約200兆円)の追加経済対策から出し、米疾病対策センター(CDC)や州が変異株の拡大を抑え込むための対策を強化する。

 変異株かどうかを調べるゲノム解析の数は、2月初旬で週8千回ほどで、現在は週2万9千回まで増やしたが、10億ドル(約1100億円)を追加し、さらに増やす計画だ。解析結果の分析などにも資金をあてる。

 CDCによると、米国では人口の4割弱が少なくとも1回、ワクチンを接種した。全米では、新たな感染者数は1日約7万人(過去7日平均)と前週より8%ほどの増加だったが、ミシガン州では急増し、昨年12月のピークに近い。同州では英国型の変異株の割合が約57%で、全米平均の約44%を大きく上回っている。

 ホワイトハウスで新型コロナの検査を担当するキャロル・ジョンソン調整官は「州やCDCが危険な変異株に対抗し、ウイルスの拡散を遅らせるのに役立つだろう」と話している。(ワシントン=合田禄)

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