手術支援ロボット、5Gで遠隔操作 神戸大など実証実験

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瀬川茂子
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 神戸大などのグループは16日、高速通信規格「5G」技術を利用して国産初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」を遠隔操作する実証実験を始めたと発表した。将来、遠隔地からの操作や手術指導に使うには、解像度の高い大量の映像データを遅延なく伝送する必要があり、5G技術の活用を実証していく。

 ヒノトリはがんの手術に成功しているが、そのときは医師が横で操作していた。今回はNTTドコモの技術を使い、離れた場所からおなかの模型の血管をはがすような操作ができるかを試し、手術映像とロボットの制御信号をリアルタイムにほぼ遅延なく伝送する実験に成功した。今後、実験を繰り返し、伝送速度の変動や情報セキュリティーなどの課題を洗い出す。

 従来の通信方式では、基地局と基地局の間の回線は高速で安定しているが、基地局と病院を結ぶ回線の質がばらばらだった。安定した通信のために各病院が専用回線を引けばよいが、費用がかかりすぎる。すでに商業サービスが始まっている5Gを利用すれば、専用回線がなくても、ロボットと基地局をつないで、高速で安定した通信が実現できそうだという。

 時期は未定だが、次の段階で…

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