無料のコロナ抗原検査を駅前で 大分市が試行へ

中沢絢乃
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 大型連休を前に、大分市は16日、新型コロナウイルスの抗原検査センターをJR大分駅前の広場に開設すると発表した。県外から訪れる人や、県外へ出かけていて戻る人を対象に、希望者は無料で検査を受けられる。

 大分市の佐藤樹一郎市長が臨時記者会見で明らかにした。5月初めまでに駅前に仮設の建物を設置し、医師と看護師、臨床検査技師を常駐させる。受検者は自分で鼻腔(びくう)をぬぐって検体を採取して検査を受け、15分ほどで結果を知ることができる。待つ時間がない人には、陽性の場合に電話で連絡するという。

 陽性者にはPCR検査のための検体を改めて採取してもらい、市保健所で検査する。陽性が確認されれば入院かホテル療養をしてもらう想定だ。6月末まで試行し、効果を見てその後の対応を検討するという。来訪者は1日1千人、2カ月間で6万人を想定し、予算はキット費用や医師らの人件費を含む1億5千万円を計上。補正予算案に盛り込み、23日開会の市議会臨時会に提案する。

 大分市内の感染状況は比較的落ち着いているが、全国では10都府県が「まん延防止等重点措置」の対象地域になるなど感染の勢いは収まらない。佐藤市長は「できるだけ早く措置して、感染が急拡大している地域から来る方が市内で感染を拡大することをできるだけ防ぎたい」と話した。(中沢絢乃)