国登録有形文化財の駅舎、一部焼ける 佐賀・JR小城駅

平塚学、大村久
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 16日午前0時10分ごろ、佐賀県小城市三日月町久米で、「JR小城駅が燃えている」と、近くに居合わせた人から119番通報があった。国登録有形文化財に指定されている駅舎の壁や屋根が焼け、約1時間後に鎮火した。けが人はいなかった。

 小城署や消防によると、木造平屋建ての駅舎のうち、事務所や倉庫として使っていた南西側の屋根の一部と、屋内の天井約16平方メートル、外壁が幅4・9メートル高さ2・8メートルにわたり焼けた。出火当時は無人で、署が出火原因を調べている。

 JR九州小城市によると、小城駅は1903(明治36)年12月に開業。駅舎は2014年にJR九州から小城市に譲渡された。市が所有者として管理し16年に国登録有形文化財に指定された。県の「22世紀に残す佐賀県遺産」にも認定されているという。

 火災を目撃した男性は「歩いていると炎が上がっているのが見えた。煙がすごかった」。現場に駆けつけた消防団の男性(66)は「駅舎で火事という出動は初めて。昔から使ってきた駅が全焼せずよかった」と話していた。(平塚学、大村久)