米中との間合い問われる日本 同じ課題広がる世界が注視

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アメリカ総局長・望月洋嗣
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朝日新聞アメリカ総局長・望月洋嗣

 コロナ禍のホワイトハウスは、関係者の出入りさえ厳しく制限する。バイデン米大統領がそこに外国の首脳を初めて迎える。多くの国が望む最初の会談に菅首相が選ばれた。バイデン政権は「唯一の競争相手」である中国包囲網の構築を急ぐ。最前線の日本に大きな役割を期待しているのだ。

 発足3カ月に満たないバイデン政権は、日米豪印の4カ国(Quad)首脳協議や日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)など、外交日程を次々にこなしてきた。外交・安保を担う多くの高官が議会の承認前で、政策も定まらないなか異例のスピードだ。欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の加盟国との協議も進め、対中国での連携を確認した。

 超大国化する中国への脅威論は、ワシントンに長らくある。だが、中国との歩み寄りを模索したオバマ政権の「関与政策」は成果につながらず、敵意をむき出しにしたトランプ政権も、一国でその勢いをそぐことはできなかった。

 中国は世界一の経済大国への…

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