さいたま市長選、自民が擁立見送りへ 自主投票の見通し

上田雅文
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 5月9日告示、23日投開票のさいたま市長選について、自民党は独自候補の擁立を事実上断念する方針を固めた。県連幹部が16日、明らかにした。自主投票となる見通し。独自候補の擁立を見送れば、前回2017年に続く対応となる。

 この日、自民県連幹事長の小谷野五雄県議が市長選の対応について「短期間で知名度を上げるには、よほど有名人じゃないと無理。党としての擁立は厳しい」と市内で記者団に語り、告示まで1カ月を切った状況で独自候補の擁立は難しいとの認識を示した。

 市長選をめぐっては、4選をめざして無所属での立候補を表明している現職の清水勇人氏(59)が20日にオンラインによる総決起集会を開く予定でいる。立候補に向けた準備を本格的に進める中、小谷野氏は、清水氏がかつて自民県議だったことから「自民の政策をわかっていると思う」と強調。清水氏側から選挙応援の要請があれば、個別に支援する考えも示した。

 市長選には、労組役員で新顔の前島英男氏(68)が、共産党地区委員会などが加わる市民団体の支援を受けて無所属での立候補を表明している。(上田雅文)