米の強気「中国から離れているから」 日米立場に違いも

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佐藤達弥、安倍龍太郎、ワシントン=園田耕司 ワシントン=青山直篤、相原亮
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 日米首脳会談では安全保障から経済まで幅広い分野に議論が及ぶが、問題意識として貫かれているのは台頭する中国との「競争」だ。両首脳の共同文書に明記される見通しとなった台湾は、その象徴の一つ。高速通信規格の「5G」や半導体といった経済面での連携も含め、米主導で中国への強いメッセージを送ることになりそうだ。

 米側が重視するのは、「唯一の競争相手」と位置づける中国への対抗戦略について、日本側の協力を取りつけることだ。対抗戦略は同盟国・友好国との連携が核心で、トランプ政権下でもあまり傷つかなかった日米同盟は最も頼りになる。特に、安倍内閣官房長官を長年務めた菅義偉首相への期待感は強い。

 米側が特に関心を寄せるのが、台湾海峡をめぐる問題だ。中国軍機が台湾の防空識別圏(ADIZ)への進入を繰り返すなど、中国は軍事活動を活発化させて台湾への圧力を強めている。米政権高官は15日の電話会見で、台湾海峡の「平和と安定の維持」の必要性を強調し、首脳会談でも打ち出していくと説明した。高官は「日米両国とも緊張を高めたり、中国を挑発したりするつもりはない」と述べつつ、「我々は明確なシグナルを送るつもりだ」と強調した。

 一方の日本側。茂木敏充外相…

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