米フェデックス倉庫で銃撃、15人死傷 容疑者は自殺か

ニューヨーク=藤原学思
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 米インディアナ州インディアナポリスの倉庫で15日深夜、銃撃事件があり、19~74歳の従業員8人が死亡し、7人が負傷した。警察によると、容疑者は元従業員の男(19)で、現場で自殺したとみられる。動機は明らかになっていない。

 警察によると、事件は15日午後11時ごろ、米物流大手フェデックスの倉庫で発生。元従業員は車で現場を訪れ、到着後すぐ、駐車場でライフル銃を無差別に発砲し始めた。建物外で4人、中で4人が亡くなったという。

 警察や同社の広報担当者によると、元従業員は昨年、倉庫で働いていた経験がある。AP通信によると、捜査員が元従業員の自宅に家宅捜索に入り、パソコンなどの電子機器を押収したという。フェデックス社は16日、従業員向けの書簡で「不条理な暴力行為により、8人のチームメンバーを失った」と述べた。

 米国では多数が犠牲になる銃撃事件が相次いでいる。先月16日にはジョージア州でアジア系女性6人を含む8人が、22日にはコロラド州で10人がそれぞれ亡くなった。CNNによると、ジョージア州の事件後約1カ月で、4人以上が撃たれる銃撃事件が45件発生しているという。

 バイデン大統領は今月、銃規制強化に向けた取り組みを発表。ただ、購入者の身元調査の厳格化や殺傷能力の高い半自動ライフル銃の販売禁止を実現するには、連邦議会で法案を通す必要がある。バイデン氏は16日、日米首脳会談後の会見で「これ(銃の問題)を終わらせなければならない。国家の恥だ」と述べ、議会に行動を促した。(ニューヨーク=藤原学思