ミャンマー民主派「統一政府」樹立を宣言 国軍を拒否

バンコク=福山亜希
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 クーデターで国軍が権力を握ったミャンマーで16日、アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)の支持派が、複数の少数民族を幹部に迎えた「統一政府」の樹立を宣言した。国軍による統治を拒否し、国際社会に統一政府への支持と承認を訴えていく構えだ。

 昨年の総選挙で当選したNLD議員らでつくる「連邦議会代表委員会」(CRPH)が発表した。拘束中のスーチー氏とウィンミン氏がそれぞれ国家顧問と大統領に留任するとし、副大統領には少数民族のカチン、首相にはカレンの出身者を任命した。

 民主化運動の指導者ミンコーナイン氏は16日、「統一政府は全ての利害関係者を代表している」との声明を出した。AFP通信によると、閣僚名簿にはチンなどほかの少数民族出身者も含まれている。

 統一政府の副大統領と首相に任命されたカチン、カレンの地元では、少数民族武装勢力と国軍との戦闘が激化している。CRPHは3月下旬、暫定憲法にあたる「連邦民主憲章」を発表し、統一政府を樹立する準備を進めていた。(バンコク=福山亜希)