ヨシとジョーは「たたき上げ」 話に夢中、残るバーガー

ワシントン=相原亮
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 「たたき上げの政治家と言うことで、共通点がいっぱいある」。訪米中の菅義偉首相(72)は16日午後(日本時間17日午前)、同行記者団に対し、初の対面での会談で感じたバイデン大統領(78)の印象についてそう語った。

 首相はバイデン氏との会談後、記者団から「バイデン大統領の第一印象は」と問われると、バイデン氏から子や孫など家族のエピソードを披露されるなどプライベートなやりとりがあったことを紹介した。「家族を大事にする方で、執務室に写真がいっぱいあった」と明かした。

 両首脳は国会議員の世襲ではなく、共に70代と世代も近い。首相はバイデン氏とのやりとりで「私と似たような感じも受けた。バイデン氏もそう思っているようだ」と語った。約20分間の通訳を挟んだ2人だけの会談ではハンバーガーが出されたが、首相は話に夢中で手をつけられなかったと言い、「一挙に打ち解けるというか、緊張がまったくなく出来た。これからも付き合い続けていける」と手応えを語った。

 首相は1月下旬のバイデン氏との電話協議で「ヨシと呼んでほしい。ジョーと呼んでいいですか」と持ちかけ、互いにファーストネームで呼ぶことで一致していた。今回の訪米で、バイデン氏との個人的な信頼関係を深めたかった首相。会談後、記者団に「(衆院解散や総裁選など)色んな条件があるけども(今後も)一緒にやりたい人だ」と、長期にわたる関係づくりへの意欲をみせた。(ワシントン=相原亮)