キューバのカストロ氏引退明言 革命の立役者、統治に幕

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サンパウロ=岡田玄
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 カリブ海の社会主義国キューバで16日、5年ぶりとなる共産党大会が開幕し、党トップのラウル・カストロ第1書記(89)が近く引退すると明言した。19日に正式に引退する見通し。革命の立役者である「カストロ」の名がキューバ政治の表舞台から消え、一つの時代が終わることになる。

 基調報告のため登壇したラウル氏は、カーキ色の軍服姿で「党第1書記としての私の任務は、重責を終えた満足感と祖国の未来への信頼とともに終える。命尽きるまで一人の革命戦士として、ささやかな貢献を続ける覚悟で戦う」と述べ、引退の意向を表明した。報告の最後を「キューバ自由万歳! フィデル万歳! 祖国か死か!」といつものスローガンで締めくくると、議場は盛大な拍手で包まれた。

 一党支配キューバでは、党第1書記が国家元首をしのぐ最高権力者だ。ラウル氏は5年前の党大会で2021年に引退する意向を表明していた。後任の党第1書記には、18年にラウル氏から国家元首の職を引き継いだディアスカネル大統領が就任するとみられる。

 ラウル氏は兄フィデル氏、ア…

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