ミャンマー国軍のトップが参加へ ASEAN首脳会議

バンコク=貝瀬秋彦、シンガポール=西村宏治
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 クーデターで権力を握ったミャンマー国軍のトップ、ミンアウンフライン最高司令官が、ミャンマー情勢をめぐって東南アジア諸国連合(ASEAN)が24日に開く予定の首脳会議に参加する見通しになった。タイ外務省が17日、明らかにした。内政不干渉を原則に掲げるASEANが、どこまで踏み込んだ対応を打ち出せるかが焦点となる。

 タイ外務省によると、首脳会議はASEAN事務局があるインドネシアのジャカルタで開催される予定。関係筋によると、各国がミャンマー側に状況の説明を求め、対応を協議する。暴力の停止を要求したうえで、人道支援や政治的な解決の可能性などについて議論する見通しだという。

 ミャンマー情勢をめぐってASEANは3月2日に外相会議を開き、議長声明で「最大限の自制と柔軟な対応」を促したが、国軍側による市民への弾圧は激しさを増し、インドネシアシンガポールなどが首脳会議の開催を求めていた。

 一方、アウンサンスーチー氏が率いる国民民主連盟(NLD)の支持派は国軍に対抗して「統一政府」の樹立を宣言しており、国軍側の首脳会議への参加に反発している。(バンコク=貝瀬秋彦、シンガポール=西村宏治