栃木の養豚場で豚熱 国内で過去最多の3万7千頭殺処分

有料会員記事

津布楽洋一、平賀拓史、小野智美
[PR]

 栃木県那須塩原市内の二つの養豚場で豚熱(CSF)が見つかった。2養豚場を合わせた殺処分の対象は約3万7千頭に上り、国内で過去最多になる。県内の飼育数の1割弱に当たり、県は防疫措置のため、24億円の経費を専決処分した。

 県は17日夜、緊急会見を開いた。豚熱の警戒を続けてきた県幹部の表情にも緊張感がにじんだ。殺処分は1養豚場が約2万2千頭、もう1養豚場が約1万5千頭になる。2018年に26年ぶりに岐阜県で国内感染が確認されて以来、1養豚場の処分数としても最多。

 県によると、子豚の死亡が増えているという報告が2養豚場から入ったのは16日。県が計29頭の子豚を検査したところ、いずれも陽性の疑いが見つかり、17日に国の研究機関で感染が確認された。

 県によると、生まれたばかりの子豚はワクチンを打った親の免疫があるため、しばらくはワクチンを打つ必要がない。県は今回、陽性になった子豚はワクチンをまだ打っていなかったり、打っても効果があらわれる前だったりした可能性があると見ている。

 殺処分は17日夜から始まった。埋却処分作業まで含めて27日間ほどかかるとみている。半径10キロ圏内にはほかに計13の養豚場があるが、異常の報告は出ていないという。

 那須塩原市周辺では、これま…

この記事は有料会員記事です。残り321文字有料会員になると続きをお読みいただけます。