連合トップ6年ぶりに交代か 「本命」なき後任選び開始

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佐藤英彬
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 約700万人の組合員を束ねる次のトップは――。労働組合の中央組織・連合が2年に1度の役員改選期を迎えた。現在3期目の神津里季生(りきお)会長(65)は10月までの任期を終えたら退任の意向とされ、後任選びが始まった。ただ、今のところ「本命不在」の状況だ。

 連合の役員の任期は1期2年。神津氏の計6年の在任期間は、前会長の古賀伸明氏(2009~15年)と並び、過去最長だ。前職の事務局長時代も含めると専従の役員歴は計8年間に及ぶ。「人事は回転していかないといけない」と持論を語ってきた経緯もあり、退任の観測が強まっている。

 神津氏は15年に7代目会長になった。安倍晋三・前政権が掲げたデフレ脱却の目標とも歩調を合わせ、14年の春闘から続いた賃上げの流れを維持しようと努めてきた。政府の「働き方改革」の政策協議にも参加。政界とのかかわりでは昨秋、連合が支援する立憲民主党国民民主党の合流を後押しした。

 次の候補者選びは、連合傘下の主要な産業別組織(産別)のトップ8人でつくる「役員推せん委員会(役せん委)」で進む。すでに設けられ、夏ごろまでに候補者を選ぶ。例年8月の中央執行委員会で人事案が了承され、複数候補の場合は10月の定期大会で選挙をして決定する。

 複数の関係者によると、神津氏はすでに役せん委のヒアリングで「(連合や後任を)サポートする側に回りたい」と退任の意向を示した。逢見直人会長代行(67)も「任期が終わったら退任する」と語ったという。

 次期会長の候補は誰か。

 有力視される1人は現時点で…

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