大阪で1220人感染、最多更新 4指標が緊急宣言水準

新型コロナウイルス

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 新型コロナウイルスの感染急拡大が続く大阪府で、18日の新規感染者が過去最多の1220人となった。1日あたりの新規感染者が1千人を超えるのは6日連続。政府の専門家分科会が示す感染状況などの5指標のうち4指標が、すでに最も深刻な「ステージ4(感染爆発)」に達し、緊急事態宣言を出す目安を超えている。

 日曜日は新規感染者数が平日に比べて減る傾向があるが、18日は日曜日にもかかわらず、16日の1209人を上回って、過去最多を更新した。府幹部は「毎日1千人超では、感染規模が大きすぎる」と指摘する。

 分科会は、ステージ4を「爆発的な感染拡大及び深刻な医療提供体制の機能不全を避ける対応が必要な段階」と位置付け、「全国的にまん延のおそれがある場合等には緊急事態宣言を検討」とする。

 5指標は、①確保を目指す病床全体・重症病床の使用率50%以上、療養中の感染者に対する入院者の割合「入院率」25%以下、②人口10万人あたりの療養者数30人以上、③陽性率の1週間平均10%以上、④1週間の人口10万人あたりの新規感染者数25人以上、⑤感染経路不明の割合の1週間平均50%以上。府内の18日時点の状況は、③の陽性率を除く4指標を満たす。

 国の基準による病床全体・重症病床の使用率は77~81%、入院率は12%で、医療現場の逼迫(ひっぱく)は深刻だ。

 府内では、緊急事態宣言に準じた「まん延防止等重点措置」(重点措置)の適用が5日からスタート。府は、府内全域の飲食店などでの午後8~9時の営業時間短縮や、不要不急の外出自粛の徹底を呼びかけるが、感染拡大に歯止めがかからない状況が続く。

 分科会が示す「ステージ4」は休業要請などより強い対応がとれる緊急事態宣言を出す目安とされ、医療現場でも早期の宣言を求める声が強まっている。吉村洋文知事は、今週中に重点措置の効果を見極めるとし、「効果が不十分であれば、ただちに政府に宣言を要請したい」との考えを示している。

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