日本の目前が戦場、それでいい? 日米会談、識者に聞く

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聞き手・松山尚幹 聞き手・荒ちひろ 聞き手・鈴木友里子
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 菅義偉首相と米バイデン大統領が16日、ホワイトハウスで初めて会談した。共同声明で52年ぶりに台湾に触れたほか、議題は人権問題など多岐にわたった。この会談をどう見るか。3人の識者に聞いた。

米中を仲介する政治意思を 元内閣官房副長官補の柳沢協二氏

 日米首脳会談の共同声明には、「日米両国は、台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」と明記された。首脳間の文書で台湾に触れるのは、日本が1972年に中国との国交を正常化して初めて。安全保障担当の内閣官房副長官補を務めた柳沢協二さんにその意味を聞いた。

 台湾をめぐる米中対立が進行するなかで、首脳レベルの文書で「台湾」に触れることは、対立のなかに、日本も米国と同じ立場で入っていく意味を持つ。できるだけ柔らかい表現を心がけたのだろうが、防衛力強化や同盟抑止力への言及と相まって、米国の戦略に日本も積極的に応じていくという意味になってくる。

後半では、米政治外交が専門の慶応大・中山俊宏教授と、現代中国研究が専門の東大・阿古智子教授が今回の日米首脳会談を読み解きます。

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