南大隅町長に石畑氏初当選 「1次産業 強力に」

稲野慎
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 【鹿児島】南大隅町長選と、南大隅、さつま、湧水、錦江4町の町議選が18日、投開票された。高レベル放射性廃棄物最終処分場の誘致の是非が最大の争点となった南大隅町長選は、元町総務課長で無所属新顔の石畑博氏(65)が制した。

 南大隅町長選は石畑氏が、前町議の水谷俊一氏(61)と、元衆院議員秘書の田中慧氏(38)の無所属新顔の2氏を破り、初当選を果たした。当日有権者数は5921人で、投票率は79・94%(前回79・51%)だった。

 高レベル放射性廃棄物最終処分場の誘致の是非について、石畑氏は選挙戦で「誘致問題は町に混乱を招いてきた。(原子力施設の立地を拒否する)町の条例に基づき誘致はしない」と反対の姿勢を鮮明にした。長年の行政経験を生かしながら「基幹産業である1次産業をさらに強力にし、移住者を増やし、交流人口も拡大させる」とも訴え、支持を広げた。

 「大自然をいかした町づくりをする。処分場誘致は断固反対」と訴えた水谷氏と、「原子力関連施設誘致で町の持続的発展をめざす」と処分場誘致を主張した田中氏は及ばなかった。(稲野慎)