ロシア、チェコ外交官20人へ国外退去命令 追放合戦に

モスクワ=石橋亮介
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 ロシア外務省は18日、チェコ政府がロシアの外交官18人の国外退去を命じたことへの報復として、在ロシアチェコ大使館の外交官20人を「好ましからざる人物」に指定し、19日中の国外退去を命じたと発表した。ロシアは、自国のサイバー攻撃などを巡って米国やポーランドとも外交官の追放合戦に陥っている。

 同省は発表に先立つ声明で、チェコによるロシア外交官の追放を「同国による一連の反ロシア行動の一環だ」と非難。「背後に米国の影を見ないわけにはいかない」とし、ロシアと対立する米国を喜ばせるための行動だと主張した。タス通信はチェコ大統領府の説明として、ロシアに残るチェコ外交官は5人になると伝えた。

 チェコ政府は17日、2014年に同国で起きた弾薬庫の爆発事故に関連し、ロシアの外交官18人を国外追放すると発表。事件にはロシア軍参謀本部情報総局(GRU)が関与したとし、追放する外交官はGRUなどロシアの情報機関のための活動をしていたと説明した。(モスクワ=石橋亮介)