メルケル氏、アストラゼネカ製を接種 「克服へのカギ」

新型コロナウイルス

ベルリン=野島淳
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 ドイツメルケル首相(66)が、英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを接種した。同社製のワクチンをめぐっては、極めてまれに血栓が生じ、死亡する事例も報告されている。このため、ドイツでは発症例が比較的多い60歳未満への接種を原則としてやめている。メルケル氏の接種は16日。首相府報道官が明らかにした。

 報道官のツイッターによると、メルケル氏は「アストラゼネカの最初のワクチン接種を受けたことをうれしく思う。接種キャンペーンに関わったすべての人、そして接種を受けたすべての人に感謝する。ワクチン接種はウイルスの世界的大流行を克服するための鍵だ」としている。

 メルケル氏はこれまでも「自分の順番がくれば接種したい」と述べていた。ドイツ政界では、シュタインマイヤー大統領(65)のほか、ショルツ副首相兼財務相(62)らも同社製のワクチンを接種している。

 ドイツでは昨年末以降、独ビオンテックと米ファイザー、アストラゼネカ、米モデルナの3種を使い、高齢者や医療従事者らを優先して接種を進めてきた。

 英国などと比べて接種が遅れていたが、最近は開業医らでも打てるようにしてペースが上がっている。15日までに人口の約18・5%に当たる約1540万人が少なくとも1回接種した。(ベルリン=野島淳)

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