池袋暴走事故から2年 「前向く」遺族支える慰霊碑の花

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大山稜
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 東京・池袋で2019年4月、高齢男性が運転する車が暴走し、はねられた母子が亡くなり9人が重軽傷を負った事故から19日で2年。現場を訪れた遺族は、「前を向いて生きて行く」と2人に誓った。

 遺族の松永拓也さん(34)は発生時刻の午後0時20分ごろ、慰霊碑に白い花束を手向け、1分間ほど目を閉じて手を合わせた。「愛している。2人の命は無駄にしないよ」。心の中で伝えた。

 事故は豊島区東池袋4丁目の交差点で起きた。

 自転車で横断歩道を渡っていた松永さんの妻真菜さん(当時31)と長女莉子ちゃん(同3)が車にはねられた。遺体は損傷が激しく、松永さんは莉子ちゃんについて看護師から「顔は見ないほうがいい」と言われた。葬儀まで、2人の隣で横になり手を握った。冷たかった。2人を失ったことが現実と思えなかった。

 車を運転していたのは、旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三被告(89)=自動車運転死傷処罰法違反罪で公判中=だった。

 半年前に始まった公判で検察側は、被告が赤信号を無視し、ブレーキと間違えてアクセルを踏み続けて高速で交差点に入ったとしているが、公判で被告は「アクセルを踏み続けたことはないと記憶している。車に何らかの異常が生じ、暴走した」と無罪を主張している。

 この2年間、松永さんの悲し…

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