コロナ禍の芸術家に活動の場を 愛知でプロジェクト始動

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松山紫乃 小原智恵
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 コロナ禍で文化芸術に触れる機会が制限されている中、文化で名古屋を応援しようと、名古屋市文化振興事業団が「きみのあしたプロジェクト」という企画を立ち上げた。第1弾では、同市出身のシンガー・ソングライター藤田麻衣子さん(37)が応援ソングを制作。YouTubeで公開された動画の再生回数は45万回を超えている。

 藤田さんが企画のために書き下ろしたのは「きみのあした」という楽曲。コロナ禍で苦しんでいる人たちを励ます歌だが、後押しする気持ちも込めて、「頑張れ」ではなく「フレーフレー」と曲中で何度も繰り返す。

 きみのあしたプロジェクトは、名古屋市文化振興事業団と愛知芸術文化協会(ANET)が協力して始めた。コロナ禍で名古屋市内の多くの文化芸術関係者が活動の場を失っている中、動画制作などの機会を与えることで活動を支援することが狙い。また、文化に触れる機会が減った市民にも、作品に触れてもらい元気づけたいとも考えている。

 「きみのあした」のミュージックビデオ(MV)は、ある日、大きな仕事が決まり不安を抱えている主人公・俳優の佐野勇斗さん(23)が名古屋市内を歩くなかで、様々な人に励まされていることに気づくというショートストーリーになっている。動画制作に携わった同事業団の担当者は「MVでは直接コロナのことには触れていないが、コロナ禍を連想して、『みんなそれぞれ頑張っていて、多くの人が気づかないところで支えてくれている』というメッセージを込めた」と話す。

 フレーフレー きみのあした フレーフレー ぼくのあした――。MVでは藤田さんの歌声に合わせ、佐野さんとすれ違う街中の人々が歌詞を口ずさむ。終盤には、公募で集まった約200人のエキストラの歌が合唱となり力強い旋律を生む。感染防止対策で集まれないため、それぞれが自宅などで自分の歌を録音し、集約したものだ。

 藤田さんも「今は難しいけど…

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