五輪マラソンテストイベント、代表内定の男女5選手出場
東京五輪のマラソン競技のテストイベントとして5月5日にある「北海道・札幌マラソンフェスティバル2021」で、ハーフマラソンの部に出場する主な選手が19日、発表された。東京五輪のマラソン代表に内定している男女5人を含む計79人で、今後、海外の招待選手を含め100~120人規模になる見通し。
北海道や札幌市、東京五輪・パラリンピック組織委員会などでつくる実行委員会によると、この夏の東京五輪の内定選手では、男子は中村匠吾(富士通)、服部勇馬(トヨタ自動車)の両選手、女子は前田穂南(天満屋)、鈴木亜由子(日本郵政グループ)、一山麻緒(ワコール)の3選手が出場する。海外を拠点とする大迫傑選手(ナイキ)はこの日の発表リストには入っていない。
このほか、東京五輪の補欠に選ばれている大塚祥平(九電工)、橋本崚(GMO)、松田瑞生(ダイハツ)の3選手も参加する。
海外勢については現在、9カ国の13選手と調整しているという。
出場者のうち、3選手が発表したコメントは以下の通り。
中村匠吾選手「少しずつ(コンディションを)上げてきている状態なので、これからペース設定を行って、練習の一環として出場しながらコースの確認をメインに持っていきたい。大会を終えてから徐々に本格的に合宿に入っていくので、ある程度、状況確認をしていい準備ができればいい」
一山麻緒選手「実際の五輪コースなので、そこで自分の自己ベストを出すことができたら、本番でもゆとりを持ってハーフが通過できると思うので、ベストで走りたい。五輪に向けていいイメージができるように今からしっかり準備をしていきたい」
服部勇馬選手「オリンピックで結果を出すための走りというか、コースのチェックを含め体のチェックも含め、すべてオリンピックに向けていい方向に持って行けるようなレースにしたいと思っている。強い選手も出ますし、そこにすべてとらわれずに自分自身の走りをしたいと思います」