医師が自らAI作れるソフト開発 国がんと富士フイルム

天野彩
[PR]

 国立がん研究センター東京都中央区)と富士フイルム(同港区)は、「AI開発支援プラットフォーム」を共同開発した。AI(人工知能)の専門知識がない医療従事者でも、診断のヒントを得る仕組みを自らつくることができる。病気の見逃しを防ぐことが期待でき、年度内の製品化をめざすという。

 病気が疑われる部位の放射線画像と、腫瘍(しゅよう)の位置といった情報をセットにして医師がAIに学習させるソフトウェアで、新たな画像を読み込むと、診断のヒントが得られるようにした。

 間野博行・研究所長は「AIの専門家ではない人が、自分の領域で必要なAIを開発できる。AIの民主化だ」と話す。これまでに脳腫瘍肺がんの診断に役立てられることがわかった。肺の画像から新型コロナウイルス感染症の患者を見つけることも可能だという。(天野彩)