ルネサス再開、半導体なお不足 車生産への影響拡大も

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鈴木康朗 神山純一
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 半導体大手のルネサスエレクトロニクスは、那珂工場(茨城県ひたちなか市)の火災があった棟での生産を、発生からほぼ1カ月で再開した。しかし、半導体の不足はなお続き、自動車生産への影響はむしろ広がりかねない。なぜなのか。

 「信じられない支援があり、復旧できた」。ルネサスの柴田英利社長は、火災からちょうど1カ月にあたる19日に記者会見を開き、そう話した。

 半導体を使う自動車メーカーなど社外からの復旧支援は、1日あたり最大で1600人にのぼった。火災があったラインでの生産再開は、当初の目標より2日早い17日にこぎつけた。

 ただ、半導体は、つくり始めてから出荷まで数カ月かかる。製造装置を入れ替える作業はなお続く。那珂工場からの出荷量が火災前まで戻る時期は、7月以降と見込む。3月末時点の説明に比べて、1週間から10日ほど後ずれする。

 ほかの工場での代替生産は以前の想定より円滑に進む見通しという。自社の西条工場(愛媛県西条市)で進めるほか、半導体の受託製造最大手、台湾積体電路製造(TSMC)にも担ってもらう。

 それでも柴田社長は、供給不…

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