SBI支援の島根銀、早くもV字回復 試される真価

有料会員記事

筒井竜平
[PR]

 経営不振に陥っていた第二地銀の島根銀行(松江市)が業績を回復させている。ネット証券大手SBIホールディングスが掲げる地方銀行の「連合構想」の第1弾として出資を受け、有価証券運用や手数料ビジネスが改善。わずか1年余りで効果が見え始めた。ただ、本業に据える中小企業への事業支援は道半ば。地銀としての役割をどう果たしていくのか注目される。(筒井竜平)

 人口減と超低金利で地方銀行は厳しい経営環境が続いているうえ、島根県内では第一地銀の山陰合同銀行松江市)がメインバンクのシェアで6割超を握る。基盤の弱い島根銀は収益悪化を避けられず、2017年3月期に本業のもうけを示す「コア業務純益」が1億円の赤字に転落した。

 その後も本業赤字から抜け出せず、長年掲げてきた独立経営路線を断念。立て直しのスポンサーとして選んだのがSBIだった。19年9月に資本業務提携を結び、同社と傘下ファンドが島根銀の株式の34%(議決権ベース)を計25億円で取得した。SBIの地銀連合構想の行方を占う試金石の位置づけとなった。

「SBI島根支店」の見方も

 それから約1年後、同行の2…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら