コロナ療養者も投票OK 「規模の小さい補選だから…」

有料会員記事新型コロナウイルス

大久保貴裕、福冨旅史、中野龍三 清水大輔
[PR]

 25日に投開票される衆参三つの補欠選挙再選挙では、ホテルなどで療養中の新型コロナウイルスの患者向けに投票所が設けられることになった。投票所を1カ所に絞ってホテルから専用車で送迎したり、屋外の仮設テントを投票所にしたり、各自治体とも試行錯誤で対応にあたる。衆院選に向けた課題も浮かぶ。

 参院広島選挙区の再選挙で地元の選挙管理委員会は終盤の21~24日に県内4カ所のすべての宿泊療養施設に1日ずつ投票所を設ける。

 コロナ患者の投票は法律上の定めがなく、これまで各地の選管が対応に苦慮してきた。「職員が感染するリスクがある」「療養者が多すぎる」などの懸念から、昨春以降の全国の知事選ではいずれも対応が見送られてきた。

 総務省は3月と4月の2度にわたり、衆参の補選・再選挙が実施される北海道、長野県広島県に宿泊療養施設などでの積極的な取り組みを促す通知を出し、「ホテルなどの宿泊施設に投票所を設けた場合は投票が可能」との解釈を示していた。

 広島県内の宿泊療養者は18日時点で95人。投票所となるホテルのある自治体に住む人は期日前投票、別の自治体に住む人は不在者投票として、投票可能にする。自治体の担当者からは「基本的な感染防止対策を徹底すれば設置は可能。やらない理由はない」との声が上がったという。

 ただ、それでも思わぬ壁にぶつかった。公職選挙法は「期日前投票所の場所を告示しなければならない」と定める。総務省によると、この規定をもとに具体的な施設名や地番を告示する自治体が全国的に多い。

 これに対し、広島県は「感染…

この記事は有料会員記事です。残り1310文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]