テスラの展示ブースが一時封鎖 上海、女性が抗議

上海=西山明宏
[PR]

 19日に開幕した世界最大級の自動車展示会「上海国際モーターショー」で、米電気自動車(EV)大手テスラの車の上に女性が登り、抗議して取り押さえられる一幕があった。警備員が取り囲むなどして同社ブースは一時封鎖されたが、展示は再開された。騒ぎの背景には、中国でのテスラ人気の一方で、同社の車の品質に対する懸念があるようだ。

 中国のSNSウェイボーには、中国語で「ブレーキがきかない」と書いた白いTシャツを着た女性が赤いテスラ車の上に乗り、大声で叫ぶ様子が投稿されている。同日のテスラの声明によると、この女性は同社の車の所有者で、河南省で2月、運転中に交通事故を起こした。ブレーキに問題があったとして返品を求める女性と、速度超過が原因だとする同社との間でもめていたという。

 中国のEV市場で、テスラはトップ3に入る人気ぶりだが、異常加速や発火事故などの問題があるとして当局が2月に聴取するなど、品質を疑う声がある。この騒ぎについても、国営新華社通信など複数の中国メディアが取り上げた。(上海=西山明宏)