全日空貨物機の操縦士、一時意識不明に ロシア上空で

磯部征紀
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 19日午前9時15分ごろ、モスクワ北東約1800キロメートルの上空を飛行していた全日空の貨物便(ボーイング787―8型)の操縦士1人が、一時的に意識不明になった。国土交通省が同日発表した。全日空機は緊急事態を宣言し、目的地をロシアのノボシビルスクに変更して同11時52分ごろ着陸。国交省は事故につながりかねない「重大インシデント」に認定した。

 国交省によると、同機はパリ発羽田行きで、操縦士3人と客室乗務員5人の計8人が乗っていた。19日午前4時44分にパリを離陸。操縦席は2席あり、意識を失った操縦士は通信作業などを担当。機体の操縦は別の操縦士が行っていた。発生がロシア国内であるため、今後、ロシア当局が原因調査をするかどうかを決めるという。(磯部征紀)