医師不在で陰性証明…検査センターなど不適切対応で指導

新型コロナウイルス

北沢拓也
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 新型コロナウイルスの感染を調べる東京都港区内のPCR検査センターや診療所で不適切な対応があったとして、みなと保健所が昨年12月から今年3月に計6件の行政指導をした。区のホームページで事例を公開し、利用者への注意を呼びかけている。

 区内の民間PCR検査センターについて、昨年12月、利用者から「(センターの)検査で陽性になったが、どうすればいいのか分からない」との相談が保健所に寄せられた。保健所が調査したところ、陽性の結果が出た人に提携の医療機関への紹介が徹底されていなかった。

 PCR検査で陽性結果がでても、医師の診断を受けなければ保健所による入院調整などの手続きに入れない。同保健所は「陽性結果だけでは無意味。重症化や急変のリスクを防ぐためにも、検査機関は必ず医師の診察を受けるよう働きかけてほしい」という。

 また、ある診療所では、医師の不在時に検査をし、陰性証明を出していた。医師の診断なしに証明書を発行することは医師法違反の恐れがあり、保健所は改善を指導した。また、登録されていない医師の写真を広告に掲載した診療所や、未承認の抗原検査のキットを販売していた事業者なども指導の対象となった。

 同保健所は「PCR検査を受けられる機関が増えるのは良いことだが、陽性の時に適切な対応をとることが重要。利用者もその点を意識して検査を受けてほしい」としている。(北沢拓也)

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