「夜に駆ける」の歌手は? 日本を知る全米高校生クイズ

ワシントン=高野遼
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 日本語や日本の歴史・文化についての知識を競うクイズ大会「全米ジャパンボウル」が今月上旬、米国で開催された。新型コロナウイルスの影響で2年連続のオンライン開催となったが、200人以上の高校生たちが日頃の勉強の成果を競い合った。

 大会はワシントンDC日米協会が主催し、今年で29回目。全米14州の36校から70チームが参加し、レベル別に分かれて予選・決勝を戦った。

 クイズは一般的な日本語の会話や読み書きにとどまらず、江戸時代の歴史から、時事問題、最近の流行まで幅広い問題が出題された。たとえば「ヒット曲『夜に駆ける』を歌うユニット名は?」といった問題もあれば、「菅首相が昨年10月の演説で表明した環境問題についての目標は?」という硬派な問題まで。高校生たちは難問の数々に悩みながらも、次々と正答を繰り出していった。

 3度目の参加だというビシャル・カニギチェルラさん(17)は学校での授業に加え、ネットフリックスで日本のアニメを視聴して日本語を学んできた。この1年はコロナ禍に見舞われたが「オンラインで漢字や文法を学ぶ教材を使ったり、アニメなどの話題を語るコミュニティーに参加したりした」という。

 主催者によると、オンライン開催になっても以前と同様に多くの参加者が集まり、開催地であるワシントンへの旅費がかからないことで参加のハードルが下がる利点もあったという。

 2日間にわたる大会の最後には、勝ち残った各レベルの上位チームによる決勝戦を実施し、ユーチューブ上でも生配信された。最難関のレベル4で優勝したチームは日本訪問に招待される予定で、新型コロナウイルスの影響で来日できなかった昨年の優勝チームとともに年内の渡航を計画しているという。(ワシントン=高野遼)