NHK新役員人事決まる 波紋呼んだ板野専務理事も再任

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 NHKは20日、角英夫理事(大阪拠点放送局長)を専務理事に昇格させ、新任の理事2人を任命する25日付の役員人事を発表した。政権との距離が近いとされ、2年前に子会社から執行部へ戻った際に波紋を呼んだ板野裕爾専務理事も再任された。

 20日の経営委員会で人事案が同意された。板野氏の再任には委員12人のうち、井伊雅子・一橋大大学院教授と渡辺博美・福島ヤクルト販売会長が反対し、全会一致とはならなかった。

 終了後に取材に応じた森下俊三経営委員長は2人の反対を「年齢が高いことが理由だった」と説明。板野氏の政権との距離について問われると「特に政権に近いか近くないかは意識していない。経営委員会でも、そういう意見は出なかった」と述べた。

 今回の人事について前田晃伸会長は「新しい中期経営計画の初年度にあたる今年度を『改革実行の年』と位置づけ、新執行部のもと、目に見える形で成果をお示ししたい。一連の改革成果を受信料の値下げという形で還元できるよう、全力で取り組んでまいります」などとする談話を出した。

 他の人事は次の通り。

 (25日付)理事・技師長(技術局長)児玉圭司▽理事兼経営企画局長(経営企画局長)伊藤浩

 (24日付)退任(専務理事・技師長)児野昭彦、(専務理事)中田裕之