日本ガイシ社長「自動車部品ゼロでも稼ぐ」 脱炭素加速

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近藤郷平
写真・図版
日本ガイシ・小林茂社長=名古屋市瑞穂区須田町、河合真人撮影
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 世界が「脱炭素」に向けて大きくかじをきるなか、日本ガイシは自動車向けの排ガス浄化製品を稼ぎ頭とする。いずれ自動車関連の売り上げがなくなっていくことを想定し、2050年に向けた成長戦略を描いているという。どんな戦略か。経営トップに聞いた。

日本ガイシ

日本ガイシ〉 名古屋市。1919年に日本陶器(現ノリタケカンパニー)から分離してできた。送電線の絶縁体「がいし」を祖業とする。自動車向けの排ガス浄化や半導体製造装置に使うセラミックス製品を手がける。2021年3月期の売上高は4480億円の見込み。

排ガス浄化製品、30年ごろから需要減少

 ――セラミックス製の自動車向け排ガス浄化製品が主力です。世界で「脱ガソリン車」の流れが強まるなか、先行きをどう見ていますか。

 「世界の自動車市場は、新興国を中心に引き続き拡大するとみています。排ガス規制が強化され、我々の製品に対する需要も当面は伸び続けます。一方で、脱炭素社会に向けて、自動車の電動化の動きが加速していくのは間違いありません。内燃機関(エンジン)を搭載する車が少なくなっていき、排ガス浄化製品を中心とする我々の自動車関連の売り上げは、2030年ごろをピークに減っていくと想定しています」

 ――どう対応していくのです…

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