通勤時は高く、日中は安く 国交省が鉄道運賃で検討開始

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一條優太
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 国土交通省は、需給に応じ時間帯などで価格を変える「ダイナミックプライシング」を鉄道運賃に導入できないか検討に入った。混雑する通勤時の運賃を高く設定したり、逆にすいている日中は値下げしたりして、乗客を分散させる効果を狙う。コロナ禍での感染防止につなげる狙いだが、時差通勤ができない人にとっては値上げになる可能性があり、理解を求めていくことも課題になる。

 ダイナミックプライシングは、需給に合わせて時間帯や曜日などによって価格を変える仕組み。宿泊施設の料金や航空券などでは定着しているが、鉄道運賃には導入されていない。国交省が第二次交通政策基本計画の素案に、検討するとの文言を盛り込み、3月下旬の有識者委員会に提出した。今後具体的に議論していくという。

 JR東日本と西日本の両社が昨年、変動運賃制の検討を表明した。両社の説明では、運賃の上限を現在より上げ、繁閑に応じて価格を設定。時差通勤を促して乗客数を現在より均一化させることを目指し、運賃上限の変更を認可する立場の国交省と協議を進める。

 うまくいけば混雑する通勤時間帯に多く配置している車両や人員を減らし、コストカットを進められる。観光や帰省で混み合うシーズンは運賃を高く、閑散期は安くする構想も示している。

 背景には、新型コロナウイル…

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