23日から聖火リレー 感染防止策で到着会場に「幕」

新型コロナウイルス

中島健
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 東京五輪聖火リレーは23日、大分県内に入る。変異ウイルスを含めた新型コロナウイルスの感染が拡大し、3度目の緊急事態宣言も懸念されるなか、聖火リレー県実行委員会は様々な感染防止策を講じる。聖火が到着する大分市の会場では周囲から観覧できないよう、高さ3メートルの幕を設けることを決めた。

 県内の聖火ランナーは新体操元代表の田中琴乃さんや水泳平泳ぎの元世界記録保持者渡辺一平さんら五輪出場経験があるアスリートのほか、サッカーW杯での海外との交流で知られる元中津江村長の坂本休さん、タレントの指原莉乃さん、石丸謙二郎さんら180人を予定。当日、ランナーは抗原検査をし、陽性なら走るのをやめてもらうことを県実行委は考えている。

 聖火リレーは23日に別府市を出発し、県北西部をめぐる。24日は玖珠町から大分市を目指す。コースには、杵築市では石畳が美しい酢屋の坂、豊後高田市では「昭和の町」、豊後大野市では原尻の滝が入り、九重町では地上からの高さ約170メートルの九重“夢”大吊橋(つりはし)上で、臼杵市では泳いで臼杵川を渡るリレーが予定されている。

 大会組織委員会は県外からの観覧は控えるよう要請しており、観覧の際はマスクを着用し、拍手などでの応援を呼びかける。観客の肩と肩が触れあうような密集ができた場合は、コースを走らずにスキップすることもあり得るとしている。

 さらに県実行委は、24日に聖火が到着するJR大分駅前の「祝祭の広場」の外周に、高さ約3メートル、奥行き約1メートルの仕切り幕を設ける。到着式典の参加者は予約制だが、実行委は人通りの多い週末の開催であることを懸念。すでにリレーを行った地域では沿道での密集も報じられており、会場を見えなくすることで歩行者の足止めをなくそうと幕の設置を決めた。

 大会組織委員会によると、これまでのリレー開催地で幕を設置した例はないという。

 直前の松山市で公道でのリレーが中止になるなど、全国で感染状況が悪化。大分県芸術文化スポーツ振興課の足立博課長は「コロナの感染リスクが高まる中で、密集をつくることは避けたい。人の行き交う所に出るより自宅で安全に見てもらいたい」と話し、中継視聴を呼びかける。(中島健)

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大分県内の聖火リレーのルート

【23日】別府市→日出町→杵築市→姫島村→豊後高田市宇佐市中津市国東市日田市

【24日】玖珠町九重町竹田市佐伯市→津久見市→臼杵市豊後大野市由布市大分市

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