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搬送まで7時間待機の例も…感染患者対応が停滞 大阪市

新型コロナウイルス

本多由佳
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 新型コロナウイルス患者向けの病床が逼迫(ひっぱく)するなか、大阪市内で自宅療養し、症状が悪化したコロナ患者の救急搬送が滞るケースが増えている。入院先の病院が見つからず、救急車の中での待機時間が7時間以上に及ぶ人もいた。府は、大阪市内に「入院患者待機ステーション」(仮称)を1カ所設置し、入院先が決まるまで酸素投与などを受けられるようにする方針だ。

 20日に開かれた大阪府の対策本部会議での報告によると、16~18日に自宅療養中のコロナ患者から大阪市消防局に寄せられた119番通報は38件。このうち26件が保健所を通した入院調整に時間がかかり、救急車の中で60分以上待機した。待機時間が7時間23分に及ぶケースもあったという。

 府の担当者は、「コロナ病床が逼迫している今は、優先順位をつけながら入院調整しているため、時間がかかるケースが多い」と説明する。

 吉村洋文知事は会議終了後、記者団に「救急車の中での待機は本来の姿ではない」とし、待機ステーションには医師や看護師を配置すると説明。「救急車がずっと待機していたら、(コロナ患者以外に対応する)救急車が足りなくなる」とも語り、待機ステーションの設置により、一般の救急搬送への影響を最小限に抑えたいとの考えを示した。(本多由佳)

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