東芝の買収、撤退へ 英系ファンドCVC、2週間で一転

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小出大貴
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 東芝は、買収の提案を受けていた英国系投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズから「検討を中断する」との書面を受け取ったと20日発表した。敵対的な買収は避けるとのCVCの意向も東芝に伝わっており、事実上の撤退とみられる。

 提案は、CVCにかつて在籍した車谷暢昭氏の東芝社長の続投を想定していたが、14日の辞任で前提が崩れた。刷新された東芝の経営陣には、上場廃止につながる提案への抵抗感が根強く、CVCが買収の検討を再開する可能性は低い。

 東芝が提案を受け取ったのは6日。株式の公開買い付けで東芝の上場をとりやめ、企業価値を高めた上で3年後に再上場させる、としていた。CVCは、より具体的な提案を追って示すとしていた。

 しかし、東芝の20日の発表によると、CVCから新たに届いた書面には、東芝が想定していたような具体的な提案はなかった。東芝は「買収者の資本構成や買収後の経営方針、安全保障法制の適用関係などの情報が提供されないまま、検討を開始することはできない」としている。

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