57歳、会社辞めて「何すんねん?」 河川敷で見た夢

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井石栄司
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 57歳で大手企業の役員を辞めたものの退職後はノープラン。「80歳まで何すんねん?」。そんな男性が河川敷で見つけた夢とは。

 大阪府忠岡町に住む杉本一郎さん(69)は12年前、京都の老舗繊維メーカーの常務執行役員だった。会社から任された主要事業の中身を見て驚いた。「かっこばかりでもうかってなかった。内情は真っ赤っか」

 黒字化には250人程度いた社員を半分近くにするしかなかった。部長や課長のクビを切るのは役員の仕事。が、気づけば「社員は辞めさせるのに役員は辞めへんのか」という空気が社内に満ちていた。他の役員に辞める気配はなく、「誰も辞めへんのなら」と、2009年7月、自ら身をひいた。57歳だった。とりあえず辞めたので退職後のプランはなかった。

 「80歳まで何すんねん」

 とは思ったものの、体がガタガタだったので、まずは体力をつけようとジムに行き、野山を歩いた。退職から4カ月後の11月、当時住んでいた滋賀県守山市の野洲川の河川敷を歩いていると、人生後半を彩ることになるものを見つけた。

 日本茜(あかね)だ…

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