野口聡一飛行士が菅首相らと交信 ISS滞在もあと少し

小川詩織
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 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在している野口聡一飛行士(56)が20日、菅義偉首相らとオンラインで交信した。菅首相は、29日に帰還する予定の野口さんに「元気な姿を拝見でき、安心している。今月末に帰還されると聞いているが、貴重な体験を聞かせて下さい。楽しみにしています」と語りかけた。

 菅首相はまた、日米首脳会談で、有人月探査を日米で協力して進めることに合意したことを紹介。野口さんは「世界中が一丸となって進める大きなプロジェクト。いつか月で日本人飛行士が各国の飛行士とハンバーガーを食べながら話ができる日が来るんじゃないでしょうか」と、ハンバーガーが振る舞われたバイデン大統領と菅首相の会談を踏まえて意義を語った。

 萩生田光一・文部科学相から、今秋の募集で期待される飛行士像を問われた際は「新しい世代の飛行士は月、火星といった探査が活躍の場所になる。これまで我々が培ってきた経験だけではカバーできない世界に出ていくので、幅広い背景を持った人に応募してもらいたい」と話した。

 野口さんは日本時間29日に地球へ帰還する予定だが、22日には星出彰彦飛行士がISSへ出発する予定で、順調なら2人の日本人がISSで同時滞在することになる。(小川詩織)