医療従事者の美を追い求め 白衣デザイナーが描く理想服

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江口英佑
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凄腕しごとにん

拡大する写真・図版本社のショールームには白衣がズラリと並ぶ。後ろのマネキンが着るのは新型コロナ向けに開発されたガウン=東京都千代田区鍛冶町、横関一浩撮影

ナガイレーベン 渡井哲夫さん(48)

 追い求めるのは、「集団美」だ。医療現場で、組織全体が美しく見えるような「ユニホーム」を日々考える。「白衣を着る人の年齢層は20代から高齢まで。普通の服は個人の趣味だが、白衣はみんなに満足してもらえないといけない」

 形も「Vネック」「半袖」、長さも「女性だったらお尻が隠れるまで」など様々な制限がある。「フォーマットは、ある程度決まっている。その中で、いかに行き過ぎない個性を入れ込むのか、です」。多くの人が着たときの秩序を意識しつつ、新しいデザインを模索する。

 デザイン画は一つの製品で、納得できなければ100枚でも描く。これまでにデザインした白衣は約500点にのぼる。

 デザインした白衣に、二の腕から両肩にかけて太く水色のラインが入ったものがある。真っ白な白衣と比べ、スタイリッシュに見える製品だ。「これを着た人が円陣を組み、上から見ると円になります。『チームの和』というメッセージを込めました」

 デザイナーながら、2~3年…

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