修学旅行の夜、体触った教師 30年後の言い分は黒塗り

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小若理恵 編集委員・大久保真紀
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 小学6年の修学旅行。旅館の一室で、クラスの女子15人ほどが布団を並べて眠っていた。

 少女がふと目を覚ますと、担任の男性教師が隣で横になっていた。教師は少女のパジャマをめくり、肌を合わせてこう言った。

 「温かいね」

 修学旅行の少し前、教師は少女を含む男女6人を自宅での「お泊まり会」に招いた。子どもたちが眠る部屋で、教師は「キスしようか」と、少女に唇を押しつけてきた。

 教室で体を触られたり、休日に教師が車で自宅まで迎えに来て、ドライブに連れて行かれたりしたこともあった。《気持ち悪い。やめてほしい》と思いながら、拒否することはできなかった。

子どもたちの心身とその後の人生を脅かす性暴力について考える企画「子どもへの性暴力」第4部は、地位・関係性を利用した性暴力について取り上げます。

 それから30年余り。東海地…

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