第14回米国の知られざる「炭鉱戦争」 労働者の党立て直すには

有料会員記事

ウェストバージニア州=青山直篤
[PR]

断層探訪 米国の足元 第三部④

 3月6日、ウィリアムソンにほど近い山間の町、米ウェストバージニア州メイトワンは、穏やかな土曜の朝を迎えていた。建物に男たちが集まり、コーヒーを片手に談笑している。「米国鉱山労働者組合(UMWA)1440支部」の月例会合が開かれるのだ。

写真・図版
「米国鉱山労働者組合(UMWA)1440支部」の月例会合で、冒頭に黙禱(もくとう)する組合員たち=3月6日、米ウェストバージニア州メイトワン、青山直篤撮影

 「ご起立ください」。時間になり、支部幹部がそう切り出すと、みな立ち上がってこうべを垂れた。

 「恵み深い天の父なる神に感謝を捧げます。1440支部の兄弟が友愛のもとに集えるこの特権に感謝いたします。時として自らの命を含むすべてを犠牲にした同志のためにも、神に感謝します。団結し、目標を達成するために必要な強さと勇気をお与え下さい」

 「アーメン」のかけ声の後…

この記事は有料会員記事です。残り3015文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

連載断層探訪 米国の足元(全30回)

この連載の一覧を見る