チェーン店、都市部に攻勢 くら寿司は道頓堀に新店舗

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宮川純一 栗林史子
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くら寿司の道頓堀店。ちょうちんやのれん、裸電球などで日本らしさを演出した=21日、大阪市中央区、宮川純一撮影
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 郊外を中心に出店してきた外食や小売りチェーンが都市部に相次いで出店している。新型コロナ禍の影響で閉店した店舗の跡地など好立地の物件が手に入れやすくなったことが背景にある。感染対策を充実させるとともに、テイクアウト需要などを取り込もうと工夫もしている。

 回転ずし大手のくら寿司は22日、大阪・ミナミに道頓堀店を開く。国内2店舗目の「グローバル旗艦店」で、外国人にも楽しんでもらえるように、テーブルやいすに白木を使い、ちょうちんやのれんを用意するなど日本らしさを演出した。道頓堀店では29日までの期間限定で、米国や台湾のくら寿司の店舗で人気のすしなども販売する予定だ。

 ただ、コロナで当面、訪日客は見込めない。幅広い顧客に安心して利用してもらうため感染対策を徹底。受付や会計時に指を画面にかざすだけで操作できる端末や店内で食べるすしをスマホで事前注文できるシステムを導入し、来店から退店まで機器や店員と接触を避けられるようにした。

 くら寿司は国内480店のうち9割は郊外店だが、1月から渋谷駅前店や西新宿店など都心部の駅近くに進出を本格化。田中信副社長は21日の記者会見で「(コロナ禍で空き店舗などが増える)都心の一等地への出店余地が生まれてきた。都心、駅前への出店を強化していきたい」と語った。都心部の店を昨年4月時点の7店から今年10月までに23店に増やし、近い将来に100店舗を目指す。都市部は車で来店する人が少ないため、注文が多いアルコールと一緒に楽しめるように、さしみの提供も始めるという。

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くら寿司道頓堀店では「浪速の祭り」をコンセプトに85個のちょうちんを展示している=21日、大阪市中央区、宮川純一撮影

 コロナ禍での外食産業につい…

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