ジョニデ主演「MINAMATA」 9月から全国公開へ

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奥正光
【動画】映画「MINAMATA」(原題)の海外版予告編
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 水俣病を世界に伝えた米国の写真家ユージン・スミス(1918~78)を俳優ジョニー・デップさんが演じる映画「MINAMATA」(原題)が9月、全国公開されることが決まった。配給会社のロングライド(東京)が発表した。

 映画は、スミスと元妻のアイリーン・美緒子・スミスさん(70)による写真集「MINAMATA」に基づく。映画の中で、アイリーンさんがスミスに水俣での撮影を勧める。「日本の企業が、海に有害物質を流し続けている。あなたの力が必要だ」

 2人は71年から3年間、熊本県水俣市水俣病患者が多発した地域で暮らした。原因企業チッソを初めて訴えた水俣病第1次訴訟原告らの家庭を訪ね、母親のおなかの中で有機水銀の被害を受けた胎児性患者の上村智子さん(77年に21歳で死去)や坂本しのぶさん(64)らを撮影した。患者と家族が置かれた状況を世界に伝えた。

 昨年2月のベルリン国際映画祭で初公開。患者として自らチッソとの補償交渉の先頭に立ち、被害者救済に尽力した故・川本輝夫さんを思わせる「闘士」役を俳優の真田広之さんが演じている。真田さんはベルリン国際映画祭での記者会見で「決して忘れてはいけないし、二度と起こしてはいけないことだ」と述べた。

 デップさんは「メディアや映画には社会問題を伝える力があり、その力を使って伝えていきたいと思った。それが自分の夢だった」と語り、作品への強い思いをうかがわせた。

 国内での配給権を得たロング…

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