コカ・コーラが自販機サブスク 月2700円で毎日1本

若井琢水
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 飲み物の自動販売機でのサブスクリプション定額制)サービスを、日本コカ・コーラが始めた。月2700円を払えば1日1本、全国の対応自販機から好きな飲み物を取り出せる。新型コロナ禍による外出自粛で自販機の売り上げが激減する中、新たなサービスで利用を広げたい考えだ。

 コカ・コーラの全国の自販機88万台のうち、同社の電子決済サービス「Coke ON Pay」に対応する34万台で利用できる。アプリ「Coke ON」から申し込み、自販機スマートフォンを近づければ好きな飲み物を選べる。対応する自販機かどうかはアプリで調べられるという。

 毎日利用すれば、1本あたり約90円になる。普通に買えば平均100~160円なので、最大で2100円ほどお得になる計算だ。日常的に外出先で飲み物を買う人の利用を見込み、年内に10万人の登録を目指す。

 自販機業界は、新型コロナ禍でオフィス街やイベント会場での売り上げが落ち込み、各社は台数削減などコスト削減を進めている。日本コカ・コーラは国内の自販機最大手。広報担当者は「自販機事業は最重要チャネル。リーディングカンパニーとして前向きなメッセージを出す狙いもある」と話す。今後、新サービスに対応する自販機を増やしていく方針という。(若井琢水)