ようかん袋の300万円は渡ったか 秋元議員公判で攻防

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川嶋かえ
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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業への進出を目指す中国企業側から賄賂を受け取ったとして、収賄罪などに問われた衆院議員の秋元司被告(49)の公判は、贈賄側の証人尋問が21日、終わった。無罪を主張する秋元議員が授受そのものを否定している300万円について、検察側と弁護側が攻防を展開した。

衆院解散日に現金 「インパクトあって印象がいい」

 「より強力な後押しをしてほしいと思った」

 中国企業の元顧問2人は検察側の質問に、秋元議員に賄賂を渡した理由をこう説明した。その間、秋元議員は腕組みをして、じっと証言を聞いていた。

 証言によると、衆院解散が取り沙汰された2017年9月、中国企業側は秋元議員を含む複数の国会議員に現金を渡すことを計画。元顧問(49)が同社から預かった現金を、香港から日本に持ち込むなどして約2千万円を用意した。2人が秋元議員に300万円を渡したのは解散当日の同月28日とされる。「インパクトがあって印象がいい」が理由だった。

 元顧問は、別の元顧問(48)と衆院議員会館で合流。秋元議員への300万円と元政策秘書への50万円を封筒に分け、ようかんが入った袋に忍ばせたという。「陣中見舞いです」と言って秋元議員の事務所の応接室で袋を差し出すと、秋元議員は「ありがとう」と応答。やり取りは「5分以内」で、その場には秋元議員と元秘書、元顧問2人の計4人だけがいたとされる。

 検察側は証言の裏付けとして、「政界工作」を記した2人のメモなどを法廷で示した。2人は現金提供の前後、秋元議員を含む国会議員ら7~8人の名前の先頭文字や金額を示す数字をSNSなどで共有。秋元議員以外の国会議員にもほぼ計画通りに現金を渡したとする2人の証言とあわせ、信用性を補強する狙いがあったとみられる。

秋元議員の元秘書 「面会の記録ない」

 これに対し、面会を否定する…

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