【動画】フィギュアスケート女子の次世代を担う柴山歩選手=白井伸洋、吉永岳央撮影
国際舞台で活躍するフィギュアスケート選手を育成しようと京都のリンクを拠点に発足した「木下アカデミー」がこの4月、1周年を迎えた。
現在、練習生は18人。女子シングルで将来を期待されている一人が、13歳の柴山歩(木下アカデミー)だ。
リンクを離れれば、愛犬のミニチュアダックスフント「アクセル君」との鬼ごっこが楽しみという中学2年生。
だが、昨年11月にあった全日本ジュニア選手権で周囲を驚かせた。高校生らに交じって4位。フリーで、ルッツ―トーループの連続3回転ジャンプなどを決めて、上の年代と互角に渡り合った。
フィギュアを始めたのは、3歳の時。きっかけは、テレビで見た浅田真央さんだ。レイバックスピンのシルエットに、衝撃を受けたという。「めっちゃ覚えていて。すごいきれいだな、自分もこんなふうに回ってみたいなって」
ただ、競技を始めた頃は順調とは言えなかった。「以前は何をやっても(ジャンプが)跳べないから、もういっそ友だちと遊びたいなって思ったこともありました」
転機は、紀平梨花(トヨタ自動車)ら多くのトップスケーターを育て、現在はアカデミーのゼネラルマネジャーを務める浜田美栄コーチに小学5年から師事したことだった。
一つも跳べなかった3回転ジ…

フィギュアスケート特集
グランプリファイナルの結果や、注目選手の最新情報はこちらから[もっと見る]