福島の鮮魚、特急「ひたち」で東京へ輸送 県漁連が実施

古庄暢
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 福島県沖でとれた魚介類「常磐もの」を首都圏の消費者に広く知ってもらおうと、県漁連が21日、JR常磐線の特急列車を使った鮮魚の輸送を初めて実施した。出荷先の飲食店などの反応を見て、本格的に取り組むかどうか検討する。

 県沿岸での「試験操業」が3月末で終わり、本格操業に向けて水揚げの拡大とともに消費を増やそうと、県漁連がJR東日本と連携して企画した。

 この日は、県漁連のトラックが、朝に沼之内漁港(いわき市)で水揚げされたヒラメとメバル計17キロを正午すぎにJRいわき駅に配達。JRの社員が、コロナ禍の影響で休止している常磐線特急「ひたち」の車内販売のカートを置くスペースに積み込み、品川駅構内の総菜店など飲食店3店舗に届けた。

 いわき―品川間は、常磐線特急で片道約2時間半。県漁連販売課の山野辺昌志・課長代理は「取れたその日の夕方には店に届けられる。鮮度の良さを首都圏の消費者にアピールしていきたい」と話した。(古庄暢)